菜々は天真爛漫で誰からも愛される高校生。平穏な日常を送っていた彼女の世界は、ある日不気味な中年男性との遭遇で一変する。執拗につけ回され、逃げ場を失う中で感じた恐怖と違和感。解放された後もその存在は彼女の心に影を落とし、やがて奇妙な感情へと変わり始める。恐怖と興味、嫌悪と安堵――複雑に絡み合う感情に揺れ動く中、菜々は自らその男を求めていく。歪んだ関係に引き込まれていく彼女の選択の先には、一体何が待ち受けているのか――。