そこに青白い不気味な男の姿があった。その男はヴァンパイア、吸血鬼である。ヴァンパイアは日が沈んだ後、街に繰り出しては夜の闇に紛れ少女をさらう。今宵も美しい少女の生き血を求めヴァンパイアは彼の居城を後にする。ロングコートをまとい腰には銀の獲物。右手には長銃という出で立ちの男が居た。ヴァンパイアの現れるところには常に彼も姿を見せる。彼はヴァンパイアを追って街を渡り歩く狩人ヴァンパイアハンターだった。